深夜の独り言 2008 年 1 月(2008/1/1 - 2008/1/31)

2008 年 1 月 1 日(火)
 明けました。今年もよろしくお願いします。
 恒例の年越しちゃった蕎麦を食ってから、そのまま炬燵で 4:00 頃就寝。
 10:00 頃起きて、餅焼いてきな粉餅と雑煮で遅めの朝飯。あとはテレビ見ながらごろごろ夜まで。

2008 年 1 月 6 日(日)
 まあ、そんな感じで妖怪食っちゃ寝な 1 週間が過ぎ去った(笑)。この正月は結局何処にも出かけず誰とも会わず。
 今日は母の命日。といって別に特別な事をするわけでもなく。墓は雪の下だし。午前中にお寺さんの本堂に行って手を合わせて来た。
 午後。母方の叔母夫婦が遊びに来た。

2008 年 1 月 7 日(月)
 昼の新幹線で一路東京へ。17:00 頃東京着。さて、明日からまた平常通り仕事の日々だ。

2008 年 1 月 8 日(火)
 駅の書店で、 をゲッチュして出社。
 「出る? 出ない? アップルMacBook Touch」。いや、こんなん出たら買っちゃうって(笑)。そんじょそこらにあるタブレット PC と同じスタイルなら欲しいとは思わんけど。

2008 年 1 月 11 日(金)
 駅の書店で、 をゲッチュして出社。
 今日はノー残業デー。芸能人も招いているという親会社の大新年会があるのだが、例年通り不参加。ということで、とっとと帰途へ。
 近所のレンタルやで「ブラッド」を借りて帰宅。ルーシー・リュー主演のセクシーホラーアクション(?)映画。吸血鬼に血を吸われて吸血鬼になっちゃった女性が、自分を吸血鬼にした吸血鬼に復讐をするために闘う物語。まあ内容はそれだけ。吸血鬼モノが割と好き(といってもホラー要素よりもアクション性の強いヤツ)なので、注目してたのだが劇場では観れなかったので今回借りてみた。
 ルーシー・リューのチャーリーズ・エンジェルばりのアクションに期待してたのだが、ボウガンを使うぐらいで他にこれといったアクションは無しで興醒め。終盤に若干あるにはあるが、そんなに激しいものではない。でまあ、セクシーホラーということで主人公の肌の露出シーン(ヌード)も多いわけだが、カット割りと構図からボディ・ダブル(代役)というのが分かり易すすぎで、その点でも興醒め。
 設定上吸血鬼ということで流血シーンも多いが、無駄な出血が多すぎで吸血というよりは“飲血”といった様相。闘いの場面でも、吸血鬼ならではの超常能力の発揮も無いし不死性もない。まあ、ビルの屋上から落ちて瀕死の重傷を負っても死なず、怪我の直りが常人よりも早いといった程度か。
 ホラーとしてもアクションとしても物足りなすぎ。劇場で観る程の価値はなかったな。

2008 年 1 月 12 日(土)
 新宿で「魍魎の匣」観賞。太平洋戦争末期、後に薔薇十字探偵社を設立する事になる海軍中尉・榎木津礼次郎は、一人の兵士・久保に出会う。照明弾に目を焼かれた榎木津は視力を少し失った代わりに人の記憶が見えるようになった。その榎木津が久保の記憶の中に見たものは、“匣”にまつわるおぞましい光景だった...。舞台はその 7 年後。終戦後に探偵業をしている榎木津のところに、失踪した娘を捜してほしいという元女優からの依頼が舞い込んだ。その依頼を受けた事で、榎木津は“匣”にまつわるおぞましい事件に関わって行く事になる。そして、その事件は“京極堂”こと中禅寺秋彦の過去にも因縁を持つものだった。おなじみの、関口巽や木場刑事、中禅寺の妹・敦子やカストリ雑誌の編集者・鳥口らも巻き込み、“匣”にまつわる忌まわしい事件が展開する。
 たぶん、京極夏彦の“京極堂”シリーズの中にあっても最も猟奇的な事件じゃないだろうか。その映画化作品。関口巽役が、前作「姑獲鳥の夏」の永瀬正敏から椎名桔平に代わった。永瀬はキャラとして弱すぎだったが、椎名桔平は上背があって端正な顔立ちなのでやっぱりイメージと違う。もっとうらぶれてて猫背でといった風情が欲しい。そして相変わらず木場刑事役の宮迫は最悪だ。熱く演じれば演じる程に道化っぽくなってしまって滑稽だし作品の雰囲気から浮くし。本当に宮迫だけはやめてほしかった。
 演出に関して言えば、前作「姑獲鳥の夏」より遥かに良い。3 つの事件について 4 組の登場人物達の別々の視点から描き始めて、それを中盤以降 1 つの線に繋げていくあたりはなかなかお見事。原作の膨大な情報量をなかなか上手く端折ってまとめあげる事にそこそこ成功している。序盤、事件関係者同士の人間関係が黒木瞳の独白に近い状態で説明されるため全体を把握するのがちょっと難しいのが惜しいところ。
 後、序盤は、さっきも書いたように 4 つの視点から描かれているために物語が同じ時間を 4 回ほど行きつ戻りつとなっているのでなかなか進展しない。それがちょっと中だるみっぽいように感じ無くも無い。
 今回、京極堂はちょっと人間味のある感じに描かれていて榎木津はかなりマトモな人物に描かれている。関口巽も普通の人物のようだし。定番の登場人物達を普通っぽく描く事で、事件関係者や事件自体の異様さが引き立てられているような気がする。にしても、何度も書くが、宮迫は最悪だ。
 馬場の「梵天」で、ホームページを作成したいのだけど何処から手をつけていいかさっぱりわからない、という人の相談を受けつつ呑み。話を聞いて行くうち、ホームページを作る技術的なノウハウよりも、まずはホームページを作ろうと思った本来の目的達成のために、目的を共有出来る仲間を集める事のほうが先決なんじゃなかろうか、という結論に至った。
 とりあえず、プロバイダとの契約が済んでネットに繋がる環境が整ったら mixi に招待してみるか。コミュ作って仲間を募れば、最初のとっかかりにはなると思うし。

2008 年 1 月 13 日(日)
 昼は家でぐだぐだ。
 夜は力酔へ。某氏&さちさんとふくいさんと 4 人で呑み。他に誰か来るのかなーと思ったら、みんなそれぞれ他の用事があって来れないとの事。にしても、中国おそるべし(笑)。
 23:00 過ぎに解散して、私はタクって帰途へ。途中、レンタル屋に寄って DVD を借りて帰宅。

2008 年 1 月 14 日(月)
 昼の連ドラにエンクミが出てる。久々に見たな。主演らしい。テレビドラマ初主演?かどうは知らないけど、彼女はこれまであまり役に恵まれて来なかった気がする。いやまあ、知らない所(テレビ以外)で色々活躍しているのかもしれないけど。
 相変わらず可愛いいが、今年でもう 30 歳? そろそろ可愛いだけじゃ女優としては先に行けなそうな年齢かもね。顔立ちが幼いので大人の女性の役は難しいのかもしれないけど、頑張ってほしい女優さんだ。
 昨日借りて来た DVD の 1 作目。「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ」。原因不明の感染症で尾びれが壊死してしまったイルカのフジ。尾びれの切除で一命は取り留めたものの泳ぐ事もままならずプールに浮いてるだけ毎日。そのフジをもう一度泳がせたいと願い世界初の人工尾びれの開発に取り組んだ人々の実話を元にした映画。
 いやもうイルカが可愛い。その一言に尽きる。人工尾びれをつけてもらったフジが生き生きと泳ぐ姿を見ると、ちょっとウルッとくる。
 2 作目。いまさらだが「ゼブラーマン」。哀川翔の映画出演 100 本目記念作品。うだつのあがらない気の弱い小学校教師・市川。そのせいで同じ学校に通う息子はいじめられ、娘は援助交際、奥さんは不倫、という家庭崩壊寸前。市川は、子供の頃にテレビで見て憧れたゼブラーマンのコスプレをして楽しむ趣味の持ち主。そんな市川の住む町である時から奇妙な事件が続発。市川はひょんなきっかけからその犯人を目撃。行きがかり上、その犯人と闘うハメに。しかし、その時、自分にも不思議な力が備わっている事に気付く。実は奇妙な事件の犯人達は地球侵略を企む地球外生命体に体を乗っ取られていたのだった。憧れたゼブラーマンの力を得た市川は正体を隠し、地球外生命体に挑むのだった。
 何やってもダメな中年男が本物のヒーローになっていく過程がなかなか味わい深い。改造人間でもなく生れ持った超能力などでもなく誰かに与えられた力でもなく、信じる力だけで強くなって行く。いわば「ウイングマン」のようなヒーローだ。そして最後の決戦に向う際の決意が、切れかかっていた息子との絆を復活させる。特撮ヒーローもののパロディと言ってしまえばそれまでだが、これは親子の絆の物語でもある。泣きこそしないが、ちょっとホロっとしてしまった。
 リメイク版ヤッターマン放送開始。アイちゃん・ガンちゃんのキャラ設定や話し言葉がイマイチかなぁというのと、おだてブタの声(山ちゃんらしいが)がイマイチな以外は、内容はまあまあがんばってるなという感じ。山ちゃんの「説明しよう!」も悪く無い。
 だが、OP 主題歌が...。山本センセじゃないという点を差し引いて聴いても、まったく高揚感が無くて OP 向きじゃない。OP としてのアレンジならやっぱりマーチ調のほうがいい。ED はもうなんというか、どうでも良すぎ。

2008 年 1 月 16 日(水)
 出たねぇ。 MacBook Air いいけど、ちょっと高いかなぁ...。買うにしても安い HDD モデルになっちゃうよなぁ。悩みどころ。iPod touch のソフトウェアアップグレードは、メモ帳、地図、メール、天気、地図の 5 つのアプリケーションが追加されるが、有償(2,480円)なのね。どれも使わないなぁ。iTunes での映画レンタルサービスは、アメリカ以外でも年内開始との事だが、日本はどうなんのかねぇ?

2008 年 1 月 18 日(金)
 久々に Mac のお仕事。他のグループのヘルプだけど。親会社も Mac はやる気無い癖してカタログスペックは落としたくないのと既存大口顧客サポートのためだけに渋々 Mac をやってるようなものなので、うちの会社としても業務量が確保出来ないので人材を育てる事も外注する事もできない。ちゅうことで、なんだかんだ紆余曲折を経て、うちの会社で Mac のソフト開発が出来る人間は私を含めても 2、3 人という寂しい状況。以前は 10 名以上いたんだがなぁ...。
 しかし、いくら Mac が好きだといっても、他人の書いたプログラム(設計書無し!)のメンテというお仕事はモチベーションなんか上がるはずもなく、ダラダラやってたら終電で帰るハメに。

2008 年 1 月 19 日(土)
 午前。病院で検査。数値的には 2 ヶ月続けてもうほぼ正常値。いい感じだ。個人的に、体重はあと 2kg は落としたいところ。コンスタントに 64 〜 65kg 台がキープ出来れば理想的。
 口も胃袋も美味いラーメンを欲していたので、昼飯は久々に池袋の「まるきゅう」。久々に行ったら残念な変化が 1 つ。事前に食券を買うシステムになってた。うーむ (-_-) 。味は変わってなかったので良かったのだが、なんかちょっぴり自分の中での評価が下がった。
 午後。SeanNorth ライブ @ カレッタ汐留。ちょっと早く着きすぎてしまったので、カフェで買って来たホットチョコレート飲みながらリハを見学。ビル風が強くて寒い。
 13:30 開演(1 回目)。セットリストは以下のような感じ(記憶不詳)。
  1. ROAD OF HOPE 〜あてのない世界〜
  2. パラレルワールド
  3. MASTER OF LIFE
  4. final your song
  5. 七つめの海
  6. Lifetime is Ragtime
最初はコートを着ていたボーカルの Lumi さんだが、途中でコートを脱いだ。寒く無いのかなぁと心配に。そして、張ったポスターや主催者側でお客用に用意したホッカイロが風で吹き飛ぶというハプングもあり(笑)。そして、最後の曲の時、カレッタ汐留名物「亀の噴水」が例によって大きな音とともに吹き出し始めた。毎正時に吹き出す仕掛け。これがまた歌の抑揚やテンポにばっちり合ってるようで絶妙。ちょっと驚いたり笑いも起きていたりしたが、それはそれで盛り上がって面白かった。
 1 回目終了後の物販タイムに、昨年末に発売されたミニアルバム「HOME」を購入。CD に 3 人のサインを書いてもらい、ボーカルの Lumi さんに握手してもらった。握手してもらうとき「一緒に歌ってくれてありがとう!」と言われた。何の事かと思ったが、私はいつも誰のライブでも知ってる歌は必ず“口パクユニゾン”してしまう癖があるので、その事のようだ。しっかり見られてたか(笑)。
 で、たまたま通りかかったオバサン 3 人組が歌を聴いて気に入ったらしくアルバムを購入していた。3 人を目の前に「なんて名前の人達?」とか聞いてるのはご愛嬌(笑)。まあ、いろんな世代に受け入れられる歌だという事だ。
 14:30 開演(2 回目)。セットリストは以下のような感じ(記憶不詳)。
  1. 夢見るジョニー
  2. キャロラン
  3. HIGHWAY LOVERS
  4. final your song
  5. ROAD OF HOPE 〜あてのない世界〜
  6. カーテンコール
2 回目は最初からコート無しで歌う Lumi さん。そしてまた例によって最後の曲の時に「亀の噴水」がゲスト参加(笑)。やや開始タイミング早過ぎで、歌詞が 2 番にかかったところで終わってしまった。つまらん(笑)。でも、噴水の音がセッション(?)が始まると、歌ってる 3 人も聴いてるこちらも楽しげな気分になって盛り上がった。なかなかいいぞ、亀!(笑)
 何度もライブに参加してるであろう風なお客さんからアンコールの拍手も上がったが、この会場ではすぐ次に別の人のライブもあるので早めに撤収しなきゃいけないという事でアンコールはなし。
 とにかくビル風が強くて、さすがの私も寒いと思うぐらいだったが、楽しいライブだった。いや、生って本当にいいね。(^^)




左から、ムーチョ(ギター)、Lumi(Vo.)、佐々木(ギター他)


 その後は、適当にブラブラして 2 時間程時間をつぶした後、友人等と合流して呑み。例によって 2 次会は丸の内の焼酎屋へ。わしは焼酎に関してはまったく無知なので、いつもそこの女将に好みを言って選んでもらうのだが、毎回呑んだ銘柄を忘れてしまうので今回こそはちゃんとメモ(苦笑)。
 で、22:00 過ぎぐらいに解散。

2008 年 1 月 20 日(日)
 Amazon からお届けもの。
 近所のシネコンで観賞。ニコラス・ケイジ主演のトレジャー・ハンティング冒険アクション映画第 2 弾。前回の宝探しで財宝を見つけた事で一躍有名になったベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)。招かれた講演会の席での公演中、ベンはとある人物からゲイツの曾祖父がリンカーン暗殺の首謀者だったのではないかと嫌疑をかけられた。家名を汚されたベンは、曾祖父にかけられた嫌疑を晴らすべく、暗号解読の天才だった曾祖父が残した手がかりの暗号を元に“黄金の都市”探しを始める。
 えっと、“黄金の都市”探しが何故曾祖父の嫌疑を晴らす事になるのか、その論理の飛躍は実のところよくわからない(苦笑)。とりあえず、嫌疑を晴らしたいというよりも、曾祖父が解読したと言う暗号を元に伝説の財宝を見つける事で名誉を回復したい、という動機の方が強そうだ。まあ、その辺はあまり深くツッコムところではなさそうだ。
 前作同様、ベンはその天才的な閃きと頭脳と天才的なハッキング能力をもった友人の力も借りて難解な謎や暗号を次々とクリアしていくわけだが...、前作に比べてその謎があまりにも幼稚かつひねりが無いし、それぞれにあまり必然的な繋がりも見られない。また、謎解きの際に使われる小道具類も前作より少なく、ありきたりものしかない。この手の冒険映画の面白さは、多少無理や不条理や現実離れした仕掛けがあろうともテンポよく物語が展開するジェットコースター的爽快感にあるというのに、今作にはそれが少し欠けている。今作ではベンの母親も登場して父親との関係を描いてみせたり、ベンも恋人との仲に亀裂が入っててその関係についての話もあり、そんな人情話がところどころに入って来ててテンポが殺されてしまってる。敵とのチェイスもありきたりで勢いも無い。
 ところで、「大統領の本」の“47 ページ”って何が書かれてたのだろうか? 「大統領の本」ってのはアメリカの有名な都市伝説らしく、代々の大統領に受け継がれ大統領だけが読み書き出来、一般に知られてはならない最重要国家機密的な事がわんさか書かれてるものだそうだ。もしかしたらアメリカ人なら“47 ページ”ってキーワードだけで何かわかるのかもしれないが日本人には説明がないとつらいかもね。あるいは次作への伏線か。しかし、今回がこれじゃ次作もなぁ...(苦笑)。
 夜は力酔へ。某氏となおさんとありりんと 4 人で呑み。2 連チャンになるので、呑む量も食べる量も控えめに(苦笑)。23:00 過ぎまで呑んで解散。

2008 年 1 月 23 日(水)
 今日の東京は朝から雪 (^o^)。天気予報では積雪量 3cm とか言ってる。いやいや、3cm じゃ物足りない。もっと降れ〜。もっと積もれ〜。
 昼過ぎには止んじゃった。つまらん。
 発表前のPENTAX K20D だが、フライングで予約受け付けとパンフの配布が始まってるらしい。スペックもおおよそ明らかになった。噂通り、サムスン製(設計は PENTAX が 2 年がかりで行ったものらしい)の 14.6M CMOS を搭載し、ライブビューも出来るようだ。既に出回ってるサンプル画像(とされているもの)を見ると、解像力や高感度特性も悪くなさそう。SR も DR も強化されてるらしい。連写性能や AF 性能などの詳細は不明。
 個人的に気になるのは「ダイナミックレンジ拡大機能」というやつ。既に買う方に気持ちは傾いてるのだが、最終的にはこの「ダイナミックレンジ拡大機能」が最大のポイントだな。ライブビューや連写性能や AF 性能なんかは個人的にはどうでもいい。

2008 年 1 月 24 日(木)
 PENTAX K20D よりも PENTAX K200D のスペックがすごいな。操作性の違いを除けば K10D を超えてる。エレクトロニクス部分デジタル部分については新しい製品のほうが性能が良いのは当たり前っちゃー当たり前だが、エントリー機で防塵防滴ってすげい...。ただ、消費電力の大きな PRIME を採用してるってところで、バッテリーが気になる。もしかして乾電池やめちゃう?
 K200D は乾電池仕様継続。えらいぞ。K200D は、いくつかの理由(高い、でかい、重い)で K10D 購入を躊躇していた人達に対しては強い訴求力があると思う。電子ダイヤルが 1 つだけなので Hyper 操作系じゃないのが残念だが。
 対して、K20D は微妙すぎる。ライブビューとか秒間 21 連写とか、わかりやすい取って付けたような目玉機能もあるにはるんだけど、どちらもそれほど大きな訴求力にはなってないと思う。残るウリは画質だけという話になるのだが...、サムスン製の CMOS が実績のない初モノで実力が未知数すぎて、飛びつくにはリスクが高過ぎ。ポテンシャル自体は高いのかもしれないが、サムスンは品質管理の上手い会社ではないので(以下略)。K10D には飛びついた人達(私も含め)も K20D は様子見か見送りという人も多いのではないだろうか。
 さらに K20D については、基本性能(シャッター速度や連写速度や AF 速度・精度など)が向上していない事にがっかりしてる人達が多い。でもね、エレクトロニクス技術と違って、機械系や光学系の技術革新・改良は時間がかかるものなのよ。昨今のエレクトロニクス製品の進歩の速さやサイクルと比べられちゃったら亀の歩みのようにも思えるさ。PENTAX は K100D 以降のカメラでようやく息を吹き返してきたようなものだからさ、資金豊富な C や N と比べるのも可哀想だし、もう少し長い目でみてあげようよ。

2008 年 1 月 25 日(金)
 会社の飲み会。わしが日本酒好きだからって事で日本酒を頼んでくれるのは嬉しいのだが、魚民の飲み放題コースの日本酒はちょっと (^^; 。まあ、せっかくの親切を断るのも悪いので勧められるままに飲んだけど。
 飲まない同僚の車で送ってもらって帰宅。

2008 年 1 月 26 日(土)
 有楽町。チケット屋で映画の券を買って、席予約のために劇場に行ったら取材陣がワンサカでびっくり。同じ劇場で公開される別作品(「母べえ」?)の出演者舞台挨拶があるとのこと。
 席確定後、観る前に昼飯。お肉お肉的なものが食べたかったのでつばめグリル。ハンバーグうまうま。
 「スウィーニー・トッド」観賞。ジョニー・デップ主演、ティム・バートン監督の、ブロードウェイのミュージカルを映画化した作品。ロンドンに非常に腕の良い理髪師がいました。理髪師には非常に美しい妻と産まれたばかりのかわいい女の子がいました。つつましいながらも幸せな生活でした。しかし、その妻の美しさに目を留めた邪な判事がいました。判事は手下の役人を使い、理髪師に無実の罪をかぶせ妻を我が物にしようとしたのでした。かくして理髪師は無期懲役で追放され妻と子を奪われてしまったのでした。そして 15 年の歳月が過ぎ、理髪師はロンドンに舞い戻ったのです、元の名前を捨てスウィーニー・トッドとして。元の自宅に戻ってみると、そこには彼を待つ女性がいました。その女性から聞いた話では、妻は毒を飲み子は判事の養い子として幽閉状態で育てられている事実を知らされ、彼は判事への復讐を決意したのでした。そこから始まる悲しくも凄惨な復讐劇...。
 まず始めに言うと、この映画はかなり凄惨な映画だ。人がたくさん死ぬ。血が大量に吹きまくる。全体的にモノトーンに近い色使いの中に血の色だけが鮮烈な程鮮やか。心臓の弱い人やスプラッター嫌いの人(いや私もスプラッターは得意ではないが (^^;)は覚悟して観たほうがいい。しかし、凄惨な絵ではあるが芸術的な美しさも感じる。現実的に考えたら相当にグロい状況のはずだが、そうゆうシーンすらも芸術的にみせてしまう演出はすばらしい。現実と妄想と回想のシーンのつなぎ方も上手い。演出自体は舞台風ではあるが映画でないと出来ない描き方も上手く使われている。
 歌の良し悪しはよくわからないけど、ジョニー・デップの演技はさすがだ。全編笑う事の無い役だが、それでも表情は豊か。本当に演技の幅の広い役者さんだと思う。脇を固める役社さん達もすばらしい。で、判事役の役者さんだが、最初リチャード・ギアかと思ったが違った。最初のトッドとの絡みのシーンで歌われた歌の歌詞に『プリティ・ウーマン』というのが何度も繰り返し出て来て、リチャード・ギア主演作の「プリティ・ウーマン」へのオマージュかと思ったが、勘違いだったようだ(苦笑)。でもよく似てたなぁ。
 ミュージカルなんて見た事が無いのでどんな風になるやら不安だったが、突然歌い出したりするのも特に違和感を感じなかった。本物のミュージカルもこんな感じなのかなぁと思ったり。普通の映画にしてしまうときっと単調で退屈な展開でしかないだろうが、歌に乗せてテンポよくストーリーや場面が展開していくので、2 時間ずっと飽きる事はなかった。ただとにかく最初から最後まで救いの無いお話で、かなり重い作品だ。最後の最後でかろうじて救われたのかなといった感じで終わってくれたので、嫌な後味を感じずに済んだ。作品としては、演出も絵的にも見応えがあってすばらしいと思う。ティム・バートンとジョニー・デップの組んだ作品にはハズレはないわ。ただまあ、流血が多いので人によって好き嫌いはあるだろうなと思う。私も、一人で観に行ってたら少々キツかったかなぁと思った。
 あと、この映画を見る際は、食事は先に済ましておいた方がいいだろうと思う。特にお肉のミンチ系の食い物は(笑)。
 見終わった後、しばし有楽町をぶらぶら。東京交通会館にある秋田の物産館を覗いて買い物したり。それから馬場に移動して「梵天」へ。21:00 頃まで呑み食いして、例によってブックオフに寄って帰宅。
 ブックオフでは、 をゲッチュ。「画ニメ」の新作出てたんだねぇ。ノーチェックだったわ。

2008 年 1 月 30 日(水)
 昨日から、インフルエンザで休む人、体調不良で早退する人、仕事はしてるが体調良く無さそうな人が、多発。いろんな打ち合わせが中止になったり、休んだ人の代理で出席しなきゃいけない打ち合わせが増えたり、休んだ人の代わりに進めておかないといけない仕事が降って来たり...。とにかく 1 日中バタバタ。しんど。

2008 年 1 月 31 日(木)
 PENTAX のレンズ開発ロードマップ(PDF)が更新された。消えたものも増えたものもあり。DA35mm SDM 消えて、代わりに DA15mm Limited と DA★30mm が追加 (^o^) 。やばい、どっちも買っちゃうかも。
 消えたものとしては、645 用の DFA 。やはり現状では 645D は無理ということなのかな...。645 ユーザーではないが残念だ。
 「iPhone Remote」というソフトを Mac にインストールしてみた。これを使うと、iPod touch や iPhone から Mac をリモートコントロール出来る。Mac 上のアプリケーションを実行(touch 上で実行できるわけじゃないが)したり、フォルダやファイルをブラウズして表示したり、Mac のデスクトップを touch の画面に表示させて操作できちゃったり(リモートデスクトップ!)する。Unix 使いの人向けに Terminal も実装されている。Spotlight も使える。レスポンスや使い勝手的に実用的とは言い難いけど。
 ソフトは Mac 側に入れるだけ。Jailbreak したりする必要は無い。完全な Web アプリケーション。「iPhone Remote」が Web サーバーになってるわけだ。自宅ルーターの設定次第では、出先から自宅の Mac を制御出来ちゃったりするわけだ。もちろんパスワードも設定できる。
 このソフトでなにより(唯一?)実用的で便利なのは、iTunes のリモコン。寝転がったまま、再生・停止・送り・戻し、ボリュームの制御ができる。すばらしい! いやまあ、リモコンなんか使わずともちょっと体を起こせば Mac 本体に手が届くんだけどね (^^; 。


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